発売時にはかなり話題になったレトロフリーク、評判をいろいろ聞いて見るとかなり良さそうだっだので、遅まきながら購入しました。
レトロフリークは対応ハードウエアが多いのが特徴で、それぞれの互換ハードを買うよりもずっとコンパクトです。
・ファミコン
・スーパーファミコン
・メガドライブ
・PCエンジン
・ゲームボーイ
・ゲームボーイアドバンス
また、アダプタを購入すればNESやゲームギアにも対応できるようですが、試したことはありません。
そして他の互換機にはない機能として、ROMの内容をSDカードにコピー(インストール)できる、ということ。ファミコンのソフトなどは端子が汚れていることが多く、頻繁な抜き差しは避けたいところですが、一度SDカードに取り込んでしまえば、もうカートリッジなしで遊ぶことができます。
バックアップバッテリーがなくてもセーブできますし、本体の機能でセーブポイント以外でもいつでもセーブができます。
ということで、手持ちのファミコンとメガドライブのカセットを数十本ほど読み込ませてみました。
ここで注意なのですが、Amazonのレビューをちゃんと読む、ということです。レトロフリークのカートリッジ端子は非常に壊れやすく、適当にカートリッジを抜き差ししているとすぐに壊れるので、それを回避する方法がたくさん書いてあります。
まず、この時代のカートリッジは確実に汚れやサビが発生しているので、それを取り除きます。使用するのは、綿棒と無水エタノール。
綿棒はともかく、無水エタノールは初めて使いました。
綿棒にエタノールを染み込ませ、カートリッジ部分を拭いていきます。やってみるとわかるのですが、ものすごく汚れていることがよくわかります。1カートリッジにつき綿棒を1本使う感じで、ガンガン汚れを落としていきましょう。カートリッジの端子は結構丈夫なので、ある程度力を入れても大丈夫です。また、端子以外の部分の汚れもある程度は取り除きます。
そして、レトロフリークに挿入し、うまく認識できたらば問題ないのですが、認識できないときは接点復活剤を使用します。
接点復活剤を少量綿棒につけて、端子を拭いていきます。
これでほとんどのカートリッジは認識するはずです。
もう1点重要なのが、カートリッジの取り外し方です。こちらもAmazonのレビューで知ったのですが、やり方は下記の動画を見れば一目瞭然です。
つまり、均等に力を入れて上に引き抜くのではなく、片側にガッと寄せる感じで抜き、その後カートリッジを取り出します。
この通りにしていたら、今のところトラブルはありません。
さて、何十本もSDカードにコピーした後、コピーが終わったカートリッジは処分してしまっていいのかどうかが気になります。(もちろん、初めて買ってもらった「F1レース」など、思い出のあるカートリッジは処分しないですよ。)
レトロフリークを使ってSDカードに取り込んだROMは、レトロフリーク本体との紐付けが行われます。PCなどにバックアップは可能ですが、取り込んだレトロフリーク本体以外では動作しないようになっています。
なので、レトロフリーク本体が故障して本体交換になった場合は、取り込んだゲームはすべて使えなくなってしまうということになります。
本体交換になる確率はわかりませんが、完全を求めるならカートリッジは処分できないですね。
更に、レトロフリークには「自家製ソフト」に対応しているとの記載があります。つまり、ROMイメージを用意すれば(そのレトロフリーク本体で取り込んだものでなくても)動作する、ということになります。
なので、何らかの方法で用意したROMイメージをSDカードに入れれば、原理的には動くことになります。実際に動くかどうかはご自身の目でお確かめくださいw